アクアミカ

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 AZエレクトロニックマテリアルズ社のみにより製造される「パーヒドロシラザン(Perhydroporysilazane)」という独自物質が大気中の水分と反応してシリカガラスに転化することを利用しています。アクアミカは主成分パーヒドロポリシラザン、有機溶剤、少量の触媒により構成されます。
また、アクアミカ(ポリシラザン)を応用したシリカコーティングの歴史は、80年代からの研究の蓄積によるものです。これまで国内外の特許約150件を出願、70件を取得し、1991年に科学技術長官賞、1999年には弟45回 大河内記念生産賞に輝いています。


・常温で瞬間硬化します。・石英ガラスの硬度を保ち、10年以上の耐候性があります。・自然界の石英と同じですので、廃棄しても無害で環境に対して影響を与えません。その他、耐熱性、バリア性、透明性、密着性、平坦性、親水性、耐候性、耐摩耗性、電気絶縁性、化学的耐食性など、これらの特徴、性質は汚れ防止、防さび、防カビ、防水、耐傷にいかんなく発揮されます。


・スプレーガンやウエスによる手塗りなどで塗布することができます。塗布後常温5分くらいの放置で有機溶剤を揮発させれば、その自己架橋性の強さから、即指触乾燥状態になります。
・その後、目には見えませんが、大気中の水分と猛烈な勢いで反応します。シリカガラスに転化するまでの時間は、気温や湿度などの環境に左右されますが、平均的な環境下では約2週間で密度2.0の緻密なシリカフィルムとなります。
・アクアミカの赤外吸収スペクトルの変化を見てみますと、Si(珪素), N(窒素), H(水素)のみから構成されるアクアミカが、Si(珪素), O(酸素)から構成されるシリカガラス(SiO2)へ変化することが分かります。Si-Me(メチル)などの有機成分は存在せず、正真正銘の完全無機膜を形成します。
・ここで特徴的なことは、骨格のSi-N 結合がSi-O 結合に変わっていくというユニークな反応であると同時に、基本構成単位の分子量が、60/45=1.33で計算される通り増加する点です。この現象は膜質(硬さ)に対して有利に働きます。


・アクアミカは非常に活性で、塗装成分のOH,COOHなどの官能基と化学結合すると同時に、アクリルやウレタンなどの樹脂と相溶するため、高い密着性が得られます。金属やセラミックスなどの最表面も同時にOHの存在により密着性が高く、樹脂に対しても極性基存在により良く密着していると考えられます。


1.表面の洗浄、脱脂、乾燥
アクアミカは施行対象面が十分に脱脂できていないと高い密着性が得られませんので、推奨するシャンプー及び脱脂剤を使用して下処理を行う必要があります。また塗布前には水分を十分に除去しておく必要がありますので、ブロワーなどで細部の水滴を除去します。

2.塗布
スプレー又は手塗りによる塗り込みを行います。推奨するクロスで塗布していきます。

3.シリカ転化
シリカへは、加熱、加湿、常温放置のいずれかで転化させることができますが、自動車外装の場合には親水化剤などを利用して強制的にシリカへ転化させる方法が一般的です。また表面に撥水基を付与させて耐久性のある撥水あるいは排水性の良い表面を作り出すことも可能です。

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